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肥満とは体内に脂肪組織が過剰に蓄積した状態です。以前は脂肪組織の増加は単に重量が増えるだけの問題と思われていましたが、実は身体に大きな悪影響を与えていることが最近になりわかってきました。医学的な面からみた場合の、肥満の問題点は大きく二つに分けられます。
●肥満で生ずる二つの変化
肥満になったときに変わることの第一は、身体に対する重さの影響です。具体的には 膝や腰が痛くなるなどの症状が多くみられます。 これを医学的には脂肪組織の「量的変化」と言います。量的変化にはこのほかに睡眠時無呼吸症候群や月経異常などがあります。もうひとつは脂肪組織の「質的変化」です。これは脂肪組織から放出される様々な物質の影響による変化で、自覚症状の現れにくいものですが、脂質異常症、糖尿病、高血圧、脂肪肝、痛風などの生活習慣病を引き起こし、これらが長期間続くと、心筋梗塞、脳梗塞、腎不全など重大な病気を引き起こす可能性が出てきます。
●肥満治療を始めるには
こうした変化は体重だけで決まるものではありませんので、治療の必要性は診察、検査の結果などによって判断されます。肥満治療について一番大事なことは、適正な体重を維持して健康状態を保つことです。これには減量の目標を正しく設定すること、無理のない速度で減量することなどが重要となります。肥満傾向があると感じたら、まずは医療機関で治療の必要性を相談してみてください。
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