 
医療法人社団 北星会
さっぽろ北星クリニック |
|
 |
◆院長
高島 英典
内科
肥満治療専門
厚別区
|
|
札幌市厚別区厚別中央1条6丁目2-15 新札幌センタービル4F
TEL.801−3000
■開業/平成18年 |
●リンク
オフィシャルページへ
詳細ページへ
|
|
|
 |
当院は肥満治療を専門としており、健康増進を目的とした減量治療を行う「ヘルスプロモーション外来」を開設しています。今回は診療の中でよく聞かれる疑問について解説します。 |
|
■一度増えた体重はどうして減りにくいのでしょうか。
肥満とは体内に脂肪が過剰に蓄積した状態です。摂取エネルギーが必要以上に増えた場合に体重が増えるのは身体の正常の働きです。ここが他の多くの病気とは違うところです。たとえば感染症ならば病原体に対抗する免疫能などの防御機能がありますが、肥満に対しては身体が自動的に調節してくれることはありません。摂取エネルギーが消費分を上回る状態が続けば時間の経過にしたがって体重は増えていきます。
正常範囲以上にあえて体重を増やしたいと思う人は少ないでしょう。にもかかわらず体重が増えているとすれば、自分では気付かないような、あるいは自分では抑えられない何らかの原因があるために、必要量を越える過剰なエネルギーを摂取し続けているはずです。実際の理由は仕事の変化、生活の変化など様々ですが、多くの場合は原因の認識や改善ができなかったからこそ体重が増えるわけですから自分で問題点を把握することは大変難しいのです。このような状況で無理な運動や食事制限などを試みても継続できなかったり、すぐに体重が戻る結果に終わってしまいます。このように体重は増やすことは簡単ですが、減らすことは難しいのです。
■肥満のままでは問題があるでしょうか。
肥満はゆっくり進む場合、初期には自覚症状が現れないことも多いようです。しかし、次第に膝や腰、足の痛み、肩こり、頭痛、倦怠感、動作時の息切れなどの症状がみられるようになります。これらは体重の増加そのものによる症状です。
さらに自覚されにくい変化もあります。とくに生命に関わるという点で重要なのは動脈硬化を中心とする血管系の変化です。肥満によって発症、増悪する脂質異常症、糖尿病、高血圧症などによって長い年月の間に心筋梗塞や脳梗塞などの重大な病気が引き起こされます。肥満による気道閉塞のため呼吸が障害される睡眠時無呼吸症候群をきたすと日中の眠気から事故につながったり、突然死の原因になることも問題になっています。
|


|
■どれくらい体重が増えたら病院へ行くべきでしょうか。
肥満の程度を表す方法はいくつかありますが、一般的にはBMIを用います。
BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))
例えば身長160cm、体重64kgならばBMI 25となります。日本ではBMI 25以上が肥満と定義されています。医療機関での治療の必要性についてはBMIの値だけから決まるものではなく、診察、検査の結果により判断されます。体重が増えれば増えるほど合併症が出現したり悪化する可能性が高まりますし、減らすべき体重も増えて治療期間も長くなってしまいます。早めに治療を開始する方が良いのは他の病気と変わりありません。体重の増加が気になるようであれば、一度は医療機関で治療の必要性を判断してもらうのが良いでしょう。
|
|