■予防接種は義務か?
外来に来て、無料のワクチンは何気なく接種されるのに、有料のワクチンは、「○○は受けなくてはならないでしょうか」と質問されることがあります。一小児科医の立場から申せば「ワクチンは子どもに対する義務」と理解していただくのが一番シンプルかと思います。では、「誰」の義務か?「行政」でも「医療機関」でも「ご家族」でもいいのですが、責任を持つのは「ご家族」で、良くも悪くも結果を引っかぶるのは「お子さん」ということになります。
■ワクチンってなぜするの?
「ワクチンって効くんですか?」と質問される方、多いと思います。後で説明します。小さい時から、BCG、ポリオ、三種混合、麻しん・風しん混合、日本脳炎、水ぼうそう、おたふくかぜ、インフルエンザなど覚え切れないほどあります。ワクチンを受けずに罹るお子さん、ワクチンしたのに罹ってしまう方もいます。多くの方は治って元気になります。でも、これらの病気が流行してたくさんのお子さんが罹ると、「必ず」一定の割合で死亡したり、重大な後遺症を残したりします。
死亡するような重症例では、有効な治療法は殆ど無いと考えてください。大半の人は「運よく」治って元気になります。10人に1人が死ぬようなら、皆さんもワクチンに殺到するでしょう。ところが1/1000〜1/10,000人くらいになると、「危機」意識も薄れるようです。
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