◆アレルギーの治療は、
喘息を例にとると、昨今は幼稚園・学校に「何とか休まず通う」でなく、「無症状で通う」に目標が高くなっています。薬の種類や投与方法(吸入など)の進歩もありますが、なるべく「無症状(発作の無い)」の期間が長いほど、その後の発作回数が減って症状の安定が期待できそうなことがわかってきて、小児科・アレルギー科医がご家族と一緒に頑張っています。
とはいえ「治癒(治る)する」わけではありません。患者さんによって定期的、或いは間欠的に内服や吸入などは必要です。その判断を少しずつ私たち医師だけでなく、ご家族や本人にも「できる」ようにしていくことで、Quality of Life(生活の質)の向上を目指して行きたいと思っています。
◆治療の副作用が心配
というご家族がたくさんいらっしゃいます。代表は「ステロイド」ですね。いまやアトピー性皮膚炎だけでなく、喘息にも吸入で(発作時には内服も)用いられます。アレルギーには非常に有効な薬なのですが、中止すると悪くなることがあります。これはステロイドのせいではありません。多くの場合、中止の時期や減量の仕方の工夫で解決できます。「自然治癒」される方はほとんどいません。また「薬」に勝る効果を持つ食品も存在しません。アレルギー治療の最大の問題は薬の副作用ではなく、適切な治療がされずあるいは勝手に中断されて、どんどん喘息や湿疹が悪くなることです。「一生薬を続けるのか」という質問の答えは、「Yes」でも「No」でもあります。何とか専門医との二人三脚で子ども時代を乗り切って行きたいと思います。
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