ふるた小児科クリニック
◆院長
古田 博文

小児科

西区
札幌市西区発寒11条1丁目
10−75
TEL.671−1188

開業/平成18年10月

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「アレルギー」 について
■アレルギーといっても、

いろいろ種類があります。小児科では主に喘息・食物アレルギー・アトピー性皮膚炎が多いです。他に鼻炎や結膜炎、シックハウス症候群などもあります。病名だけが一人歩きしているらしく、「アトピー」「喘息の気がある」「気管が弱い?」と言われて一喜一憂されているご家族も多いでしょうが、重要なのはどれくらい軽いか重いか、適切な治療がされているかどうかです。

■原因は。

アレルギー体質という言葉があるように、「体質」に「症状」がくっついたような病気です。
アレルギーが「増えている」背景に、遺伝的要因、多くの食品添加物、住宅環境、自然環境破壊(公害)、さらに抗生物質の使用などの関連が指摘されていますが、どれも真犯人ではないようです。自然に帰って原野の丸太小屋で全ての文明から離れた生活をみんなが送れるわけではありません。もちろん直接症状を起こす、イヌ・ネコなどの動物性抗原やソバ・卵などの植物性抗原があれば、除去することが望ましいのですが、ダニ・ホコリなどの徹底除去が全ての患者さんに必要なわけではありあません。これらの「抗原」と呼ばれるものも、病気の「原因」ではなく、症状を引き起こす「引き金」の役割をしているだけです。意外なことに病気の原因追求が、今の本人の治療に直結しない病気は多いのです。






◆アレルギーの治療は、

喘息を例にとると、昨今は幼稚園・学校に「何とか休まず通う」でなく、「無症状で通う」に目標が高くなっています。薬の種類や投与方法(吸入など)の進歩もありますが、なるべく「無症状(発作の無い)」の期間が長いほど、その後の発作回数が減って症状の安定が期待できそうなことがわかってきて、小児科・アレルギー科医がご家族と一緒に頑張っています。
とはいえ「治癒(治る)する」わけではありません。患者さんによって定期的、或いは間欠的に内服や吸入などは必要です。その判断を少しずつ私たち医師だけでなく、ご家族や本人にも「できる」ようにしていくことで、Quality of Life(生活の質)の向上を目指して行きたいと思っています。

◆治療の副作用が心配

というご家族がたくさんいらっしゃいます。代表は「ステロイド」ですね。いまやアトピー性皮膚炎だけでなく、喘息にも吸入で(発作時には内服も)用いられます。アレルギーには非常に有効な薬なのですが、中止すると悪くなることがあります。これはステロイドのせいではありません。多くの場合、中止の時期や減量の仕方の工夫で解決できます。「自然治癒」される方はほとんどいません。また「薬」に勝る効果を持つ食品も存在しません。アレルギー治療の最大の問題は薬の副作用ではなく、適切な治療がされずあるいは勝手に中断されて、どんどん喘息や湿疹が悪くなることです。「一生薬を続けるのか」という質問の答えは、「Yes」でも「No」でもあります。何とか専門医との二人三脚で子ども時代を乗り切って行きたいと思います。